Fashion

アパレル業界はもっとZOZOに危機感を持つべきである

 

2018年7月19日に大幅にリライト作業しています。

 

どーも。ピロミ@です。

私は、アパレルヤクザという仕事をしております。

アパレルヤクザについてはこちらの記事をどうぞ▷アパレルヤクザというシゴト

追記:2018年6月にアパレルヤクザからは足を洗いました。▷【報告】アパレルヤクザから足を洗います!

服が売れない時代と言われているとおり、私の会社も大変厳しい状況です。

アパレル業界で働いて、アパレル会社のほとんどがどう売ったらいいのかがわからないまま、とにかく服を売っているという印象をもちます。

服が売れない時代とわかっているのにもかかわらず、いまだに「服を作りました、さあ買ってください。」だけで勝負しているのアパレル会社がほとんどです。

そんな服が売れないといわれているのをよそに、株式会社スタートトゥデイが運営する「ZOZOTOWN」だけは唯一売り上げを伸ばしています。

みなさまも一度はZOZOで服を買ったことがあるのではないでしょうか。

ZOZOで服が売れるのには、やはり理由があって、ZOZOは服を売るための提案力があり、顧客のつかみ方がとてもうまいと思います。

ZOZOの顧客のつかみ方を分析してみて、もっとアパレル業界は服が売れないことに危機感を抱くべきだと私は思うのです。

その思った理由を、ZOZOが提供するサービスの分析結果とともに説明します。

 

アパレル業界はもっとZOZOに危機感を持つべきである

ZOZOTOWNってなに?

 

まずは、ZOZOTOWNってなんやねん!っていう人もいらっしゃるかと思います。

簡単に説明すると、株式会社スタートトゥデイが運営するアパレルのオンラインショッピングサイトです。

サイトはリンクをチェック▷http://zozo.jp/sp/

 

ZOZO TOWNが仕掛ける服を買ってもらう3つのサービス

 

 

ZOZOが顧客を掴むために仕掛けている、3つのサービスについて独自に分析してみました。

 

1.服を手放すことを提案する「 ZOZO USED」

 

まず、顧客をつかんでいるサービスとして紹介するのが「ZOZOUSED」。

ZOZOUSEDは、着なくなった服を買い取ってくれるサービスです。

 

簡単に売れる

 

ZOZOUSEDで服を売るのはすごく簡単です。

 

  • 専用バッグや自宅の箱に服を入れて送る
  • 送料は無料
  • 査定額はメールで連絡

査定額が不満なら、返却してもらえます。しかも、返却の送料も無料で、すごい簡単ですよね。

 

服を買うことへのハードルを下げた

 

「服は売ることを前提に、服を買うようになる。」

 

どこかの著書で読んだのですが、まさにその通り。

服を簡単に売ることができると提案することで、買う時に「また売ればいいや」という考えができるようになります。

そのため、服を買うことへの気持ちを軽くさせ服を買うハードルを下げることにもつながるのです。

 

手に入れるから手放すまで全て完結

 

この売る前提で買うという行為を、一貫してサービスとして置き換えられているのが ZOZOのシステムの凄さの一つでもあります。

つまり、買うことから売ることまでをZOZOのサービス1つで済ませられます

新しく ZOZOで買い物をする時に、「以前ZOZOで購入した服を下取りできます。」と表示されたことはないですか?

 

写真

 

 

これを見た時は、「私はZOZOに操られてしまっているんだ、やられた。」と思いました。笑

手に入れるから手放すまでの行為を、ユーザー1人1人管理しており、買うから売るまでの全ての行為を ZOZOのサービスで完結できてしまうのです。

 

つまりZOZOは、服を買うことから手放すまでをサービスとして提案し、顧客をつかんでいる。

 

2.服を選んでもらうことを提案する「ZOZOおまかせ定期便」

 

次に、ZOZOの顧客を掴むサービスとして紹介するのが、「おまかせ定期便」。

自分の好きなテイストや要望を送ると、定期的にコーディネートを送ってくれるサービスです。

完全に専属スタイリストを雇えるわけです。

自分が好きなテイストの服が毎月送られてくるので、買い物に行く時間が取れない忙しい人にとっては、服を選ぶことの時短につながり人気のサービスだそうです。

また、人に選んでもらうことで、自分が選ばないような以外な服もあり、新たな発見と新鮮な気分も味わえるみたいです。

そして、気に入らなかったものがあれば、タダで返送すればいいだけ。

つまり、特に服を選ぶのが苦手な人や時間をかけたくない人にとっては、超簡単に好きな服を手に入れることができるサービスです。

 

ZOZOおまかせ定期便で、服を選んでもらうことを提案し、顧客をつかんでいる。

 

おまかせ定期便の詳細はリンクをチェック▽

http://zozo.jp/sp/teikibin

 

3.自分にぴったりの服を提案する「 ZOZO SUIT」

 

ネットで服を買うことの1番のデメリットとされている「サイズ」。

ここをクリアしまうと、ネットで服を買うことの問題点なんて何にもなくなってしまいますよね。

そう、それを解決してしまうサービスができてしまったのです。

それが、「ZOZO SUIT」。

ZOZOSUITで分析された自分の寸法をもとに、自分にピッタリなサイズの服を買うことを提案してくれるサービスです。

まさに ZOZOの奴隷ですよね。(もちろん良い意味で。)

スマホでサイズを管理できる

 

このスーツで計測した寸法は自分のスマホで管理できます。

サイズ感を知るための試着も必要なくなるので、店頭で買うときの参考にもなります。

 

ZOZOSUITは、自分にあったサイズの服を提案することで、ネット販売のデメリットをなくし、顧客をつかんでいる。

ZOZOSUITの詳細はリンクをチェックhttp://zozo.jp/sp/zozosuit/

 

3つのサービス提案により、得ているのは「顧客のデータ」

 

ここまでをまとめると、ZOZOが服を売るために提案している3つのことは、

  1. 服を買うことから手放すまでを提案する
  2. 服を選んでもらうことを提案する
  3. 自分にあった服を提案する

 

この3つの提案により、共通してZOZOは恐ろしいものを手に入れています。

それは、客のデータ」です。

 

  1. 顧客の買った売った履歴を管理
  2. 顧客の服の好みを管理
  3. 顧客の寸法サイズを管理

 

つまり、サービスを利用した顧客のデータを蓄積し、そのデータをもとに、必要な服を提供するスタイルを作り上げているのです。

 

アパレル業界よ、もっと危機感を持つべきでは?

 

顧客のデータを持ち、もう既に1人1人にあった服を提案している会社があるのです。

  • 誰が買ってくれるかもわからない服を企画
  • 何を根拠にした数字なのかわからない数量を生産する
  • ただただ店頭に並べるだけ売っていく

この服の売り方を事実を知っていてもなお、まだこの服の売り方をしているアパレル会社がほとんどです。

顧客のデータ」を持つということがどれだけ強い会社か、そして、そんな会社がその顧客に向けて必要な服を売っているということに対し、どれだけのアパレル業界の人たちが危機感を持って受け止めているのでしょうか。

これを服の売り方を知ってしまった今、アパレル業界で働くものとして、すごく焦りを感じ、危機感を抱くべきではないのかなと思うのです。

 

 

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